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 ダイヤモンド・ダスト

 北海道の中央部にある上川地方も,昨日と今日は,マイナス16〜22℃という低温になりました。
いずれも前夜から星空で,寒気団も入り,いわゆる放射冷却現象で早朝は冷え込むということになります。
 恒例の撮影地への到着時はまだ薄暗い中。すでに7台ほどの車で,撮影時刻頃には15台を超えるほどになっていました。TVで紹介される度に増えているような感じです。私の方は,早朝からのプロ写真家のプライベート撮影ツアーで知ることができました。過去には土日でも5,6台しかいなかったことを思うと,これからどんどんと増えてくるかもしれません。従って,違う場所も探しているところです。

  さて,今回は残念ながら,空気中の水蒸気量が少なく,極めて小規模といったところです。
 ビデオなどで見るダイヤモンド・ダストはそれこそ数年に1度という大量発生時のもので,上の写真どころではありません。サンピラーができ,ダストも大きく,特に輝いて見えるところは渦を巻いているような感じです。おそらく10cmの眼前でもキラキラと舞っていることが確認できるような状況で,レンズのピント位置までの100m以上の距離の間の空気層には,数万〜数十万というダストがあるのではないかと想像しています。こうなると背後に明るいものがあっても,その光の反射できれいに撮れるのではないかと考えています。

 もう1枚。雪面を背景にしたダイヤモンド・ダストです。ダストの発生が少ない時は,このような背景,あるいは,霧氷のついた小枝などを入れたりとしてみています。ダストの光り方,レンズ視野での入り方などから,普段の風景よりもかなりの枚数の撮影となります(後で確認するにも大変)。

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 いつかは,大量の発生での撮影を夢見ています。きっとその時は,虹色のダイヤモンドダストをもカメラにおさめたいと思っています。

(追加12/18)美瑛のプロ作家のブログ等をみたら,見事なダイヤモンドダスト写真!? う〜む! 
3名ほど見かけたのですが,立ち去るプロもいたり,40mほど違った位置だったりと,場所,ポイントなのですね。