夏の夕麦

 夕麦 やや色づいた若い麦穂も夕陽に当たると収穫時を思わせる色を見せる。
 一歩抜きん出た穂だが、幼い感じがする。

 午前中は曇りで、徐々に雲間が見え出す天気の今日。所用等を済まして目的の丘に着いたら日没寸前となりました。ここは丘の上のため、夕陽の逆光や半逆光でのこうした撮影に適しているという読みで直行しました。背景は緑の山、沈みかけた夕陽ということで、今回は、一本抜きでた穂を探しながら、背景を選んでみたのが今回の写真です。 いつもながら70−300mmの望遠側です。こうした使い方をしているとやはりフレアの少ないレンズが欲しくなります。逆光ではどうしても出てしまいますので、半逆光にしたり、撮影位置をわずかに変えたり、アングルや焦点距離を変えながら、出方が画面の周辺になるようにして撮影し、後でトリミングを行っています。

 もう1枚は、標準系のズームレンズでの撮影です。繊細な綿毛も描写ということでFは11まで絞り、露出補正はマイナス1.3にして、タンポポが浮かび上がるようにしてみました。この場所への今回の狙いは麦だったのですが、下から夕陽があたっているということで見つけたので撮影しました。平地では上からの夕陽なのですが、やはり丘の上ということでこうしたことが起きるのだと再認識しました。

丘上の小さな灯火