初夏夕照4

 夕照の丘 美瑛   秋でしたら畑面の黄金色をだしたいところですが,まだ,土面の見える大豆畑なので,それを隠すために前景をぼかしてみました。秋の「夕照の黄金色」が楽しみです。

 しばらく,写真のテーマなどについて考えてみましたが,なかなかうまくいきません。というのも,すでに多くのプロの方々の写真集の題名となっているからです。⚪️⚪️の丘,丘の⚪️⚪️など。そして,「光」「風」などといったものもです。多くの写真集が四季を網羅していることや,季節を限定したものもあるようです。なにも写真集の題名がテーマではないと思うのですが,参考になればと図書館に通ってみた結果です。どうも,それぞれの作家の写真集をじっくりと眺めならが,その意図,ねらいと作風,撮影技法までも探らないと,何をテーマとしたのかはわからないのではないかと思います。

 ともあれ,「感性も重要」とはいえ,その都度,その日に「気ままに」では,何を写そうとしているのか分からないのと同じようなもの。感性的に撮影といえばかっこいいですが,カメラに撮らされているような感じもします。少なくとも,その「感性が気ままさではない」ように,これに意図やねらいを持った志向があればと思って,いろいろと模索しているのです。

 こうした中で,今,撮影し現像した写真がどうなのか,どう評価しているのかを考えています。たとえば,まあまあの写真とか,いい写真とか。これは投稿用,これはホームページ用などと,ほぼ言語化もしないで判断しているものを洗い出してみようとしています。
 私の場合はほぼ自然・田園光景なので,他の写真についてはどうかわかりませんが,観点を決めて五段階あたりで評価チャートをつくれないかということです。自分の写真を自己評価するのですから,5段階といえども感覚的になるかもしれません。撮影というよりも,出来上がりのデータということにもなりますので,現像の際の補正の視点にも見えなくはない観点項目があるかもしれません。

 とりあえずは第1次候補でつくってみました。観点項目の詳細はご勘弁ください。だた,第1観点項目の「印象」は,パッと見の第一印象で,やはり見た目のインパクトや情感のエモーション,あるいは,色合いや表現の「深み」などがあるように思いますので,抜かせない項目かと思いました。第2の「ロケーション」と第6の「構図」も似たりよったでしょうか。

 自己写真の評価チャート(試作) 

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