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 被写界深度を調べる 角度は30度ほど。三脚が長ければ、定規をテーブルの上に置いて‥。

  マクロ撮影は、ピント幅(ピントの合う範囲=被写界深度)がシビアということを書きましたが、それだけに片目ビューファインダーだけでは少々きついものがあります。
(風景撮影等では、ファインダーに片目を密着することで、両腕との3点で固定できるという利点はありますが)

 したがって、三脚が必要です。そうなると、液晶モニターによるピント合わせ(ライブビュー:Canon)がいいと思います。しかも、拡大ができ、Canonでは最高10倍になりまので、使わない手はありません。可動式の液晶モニターだと、ローアングルでも上から見ることができるので楽です。(ちなみに、三脚時には、前後左右ミリ単位でいどうできる雲台=スライダーがあれば便利です。Velbonは高価‥。)

  さて、実際に被写界深度はどれくらいあるのか、調べてみるのもいいかもしれません。計算式があるのですが、理解不能で避けます。
 となると、実際に撮ってみるというのがいいでしょう。レンズの撮影最短距離付近の位置から、定規上のピント箇所を決め、絞り開放から1段毎上げていって撮って見るという方法です。
  こうして、絞りと被写界深度との関係が理解できれば、撮影位置がつかめますし、出来上がりを想定して撮影に臨めます。
 明るさを決める「絞り」ですが、マクロ撮影の場合は、「被写界深度」を決めるものとしての理解が必要です。