マクロ結晶

 雪の結晶 小枝の上 何かホッとする 脇役や背景がひつようなのですね。

  身近な花からと思い立った趣味としてのカメラ。しかしながら、北海道では長い冬があることで、風景写真へと移行したことは前にも書きました。しかし、しかし、冬は雪の結晶が撮れるじゃないか。と、撮影方法等を調べてみると、大きくても1cmにも満たない結晶は、接写リングをかませないと、等倍撮影では小さいことがわかりました。(接写リングとは、中間リングとかエクステンションチューブ、エクステンションリングとも呼ばれ、カメラの本体とレンズの間に挿入する単なる中空のリング・筒です。まあ最近は、電子接点付き(少し高価)もあってAFが可能なものもあるらしいです。これらを使うと4倍ぐらいまで拡大ができ、超マクロが可能になるようです。)

 今ある100mmマクロだと、最短撮影距離が30cm(センサーのある場所から)とありますが、レンズ面からだと10数センチで、ピントも手ぶれに敏感になります。手ぶれ補正を効かせてもF2.8では、被写界深度も数ミリとなります。ボケも狙って開放絞りにしますが、ピンを置いた部分はシャープにして、奥行きも出したいところです。レンズによっては、1段上の方がシャープになる場合もあります。マクロ撮影は、フレーミングや被写界深度、ボケ具合も考えながらの撮影となりますので、三脚はあった方が有利です。背景のボケ具合は、背景までの距離や、レンズの焦点距離にかかわります。もちろん、AFよりもMF、液晶画面で拡大して見て、レリーズでシャッターという方が、間違いなくいい画質や作品になります。

 しかし、雪の結晶撮影では、一眼レフなので重さもあることから、三脚設置で、撮影距離を微妙に変えることの出来る雲台=左右にミリ単位で移動できるスライダー等がいることなどを考えると、手軽にという感覚にはなりません。雪が降っているときは雪よけの傘もいるでしょう。しかもカメラ1台が、結晶撮影用にしないといけないかなという感じです。(つづく)