PHOTO MEMO by FES

写真についての個人的メモ

降雪青池2

 北海道は大雪をもたらした台風21号。昨年の台風による被害で度々放映された南富良野町では19cmも降ったようです。旭川市街でも夜から降った雪は5cmほどありました。前日に冬タイヤを履き替えたので、勇んで早起きし、曇り空の中2度目の青い池に向かいました。到着したものの雪の気配がなく、しばらく車の中で待機して撮りました。

 青い池はすでにライトアップの機器も設置されてはいましたが、夏季間の通路が使えます。入り口付近の浅い箇所ではうっすらとシャーベット状となっていました。

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 今回も降雪をどう青い池の中で現像することができるのかということで練習しています。やはり、白い雪には背景は暗い方がいいということですが、背景は湖面の青しかないので、色の濃いところを見つけて撮影しています。色彩的には湖面の青さもあって、降ってくる雪には青みが加わってきます。それを白にするのは今の所は難しいです(雪の1つ1つのラインを補正ブラシでなぞる方法ですが、超根気のいることでしょう)。実際的に「雪は白」という観念で見ているかもしれません。以前にも書きましたが、白雪の中では青い影ができるので、青い湖面の色もあって青い光が雪を照らしていることも考えられるからです。

 そんな中、下のような少し明るくした作品を作ってみました。これでも雪がたくさん降ってる感じが出せそうな気もしています。だたし、これはまだ枝の雪が青みを帯びているのを修正しなくてはなりません。私のモニターは調整していますが、普通のPCモニターだともっと青く見えるかもしれません。
 

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釧路湿原 何もないが

 釧路湿原 秋

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 何もないが、この画一性のない不規則で多様なグラデーションの生物の生き方こそが大自然であると感じる。そして、フォログラファーはそこに微かな規則性を見つけて、光景を切り取るように思います。

 この場合、湿原に立つ1本の木が目につきました。この木だけの撮影には、バズーカ砲のようなレンズがいるでしょうが、あいにく200-480mmしか望遠の範囲でも届かないので、周囲を写し込む必要があります。どこまで入れるのかというのが問題となります。そこで下にある木々で三角形の構図を見つけました。上の写真では一本の木の上に微かな林が見られるので、これを入れると遠近感が出るのではないかと考えました(ただ、左上に薄暗い林の線がどうしても入ってしまいました。)手前の林はカットとしました。この場合の規則性、構図の着目は三角形ということになります。


 下写真が元画像です。林が続くところは、おそらく釧路川や支流が流れています。奥には白い水面も見えます。この写真には写ってはいませんが、手前には山の木々と山近くは林が帯のように湿原を囲んでいるようです。その林の一部が左下に入っています。また、遥かには雌阿寒岳などの山も見える壮大な景色です。どこをどう切り取るかを、常に考えながら


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 上の写真の元画像

釧路湿原 その4 鹿の続き

 鹿も身近に見ると、非常にかっこいいものです。細い脚に、お尻の白毛がいいですね。これが駆けると、ピョンピョンと跳ねるように走るのですから、非常に大きな脚力があるようです。

 秋の紅葉の中だと、茶色の毛並みが目立たないようです。夏季の緑の中だとカラーでもいいかもしれませんし、積雪の中もいいかもしれません。

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 角の枝分かれが2つ(2又)なので2歳でしょうか。これが3つ、4つと増えてくるそうです。しかも、春には抜け落ちて成長していって、秋には骨化して立派な角になるそうです。この鹿も来春には抜け落ち、成長して3又の角になるのでしょう。角は最終的に4又で終わり、それ以降はそれが大きく立派になってくるそうです。

 さて、カラーからの現像ですが、上のカラーはそのままの現像に近いものです。2つ目のモノクロも、カラーをそのままモノクロにしたものです。3枚目は、カラー現像の際に、背景の奥側をブラシで
暗くし明瞭度も落としたものです。明瞭度もマイナスにすると形状がボワっとしてきて、ボケの効いた中で暗さを調整できます。本当に真っ黒から、よく見ると幹や枝がわかるような暗さまでの幅が出てきます。鹿の背中部分の枝がわかる部分は、そのままに近い明るさですので、対比がわかるかと思います。

 これは鹿の背景を暗くする方法ですが、もう一つは、全体を暗くして、鹿を明るくするという逆の方法もあります。この方法だと脚の後ろの茂みも暗くなります。

釧路湿原 その3 鹿

 まずは前掲の地図の3、4番の地点について。

 3は塘路湖の北側にある「サルボ展望台」です。ここは眼下に線路が走っているので撮り鉄さんにはお薦めの場所です。簡易トイレもあります。ここから先、舗装道路が曲がる場所から未舗装の細い道があるのですがこの先もいい場所だそうです。少し奥まで行きましたが、「熊出没」のことを思い出して引き返しました。

 4番目の地点は、一部それこそ湿原の中を通る道で、左右は鬱蒼とした葺が生えている場所です。川沿いということもあり動物との遭遇が期待できそうなコースです。親子の鹿に会いましたが、さすが親子連れなので、すぐに茂みへと隠れて行きました。


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 今回出会った2頭の鹿


 いずれも距離は最短で10mほど。下の写真は、細岡展望台から駐車場に戻った時は気づかず、車のエンジンをかけて帰路方向を見るといた鹿の写真です。エンジンも切らずにそっと降りて近づいて行きました。

 やはり、上のカラー(訪問地点の4)では鹿が目立ちませんし、上はまだ1歳ということで角も短いので、メインは細岡展望台近くで出会った鹿となりました。この写真は、森の中に移動した時に、「ポーポー」と声をかけて、振り返った際に撮ったものです。この「ポーポー」という掛け声は馬用のものなのですが、驚いて逃げずにうまく振り向いてくれました。


季節の狭間に

 北海道の10月は季節の狭間。9月下旬からの高山での紅葉がどんどんと下界に降りてきて、大雪山連峰や十勝岳連峰には冠雪へと変わってきています。そして、過日の初雪では、まさに秋と冬が同居するような光景が見られました。


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 冬の雪一面で葉のない木は寂しいものですが、この時期は美しさと共に移りゆく時間の流れを感じる時期です。ひと雨ごとに寒さを増して紅葉を落としていき、木々たちは冬を迎える準備をしているのでしょうね。

 美瑛では、まだ豆やビートの収穫をまつ畑が多いようです。畑のそばに山積みされたビートの山が見られますが、豆はまだ刈られていないようです。今年もニオ積みに雪が降る光景を見ることができるでしょうか。


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