PHOTO MEMO by FES

写真についての個人的メモ

RAW現像の手順 その13 続き

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 「スポット修正」の続きとなります。

 前回、取り上げたスポット可視化の画像では、かなりの修正が必要でした。これを毎回行うのは手間となりますので、この結果をコピーして他の画像にも適応させることもできます。「編集」の中の「コピー」の中から、「スポット修正」のみにチェックを入れてコピー・ボタンを押せば、スポット修正の作業結果が保存され、違う画像で「編集」→「ペースト」すれば、ほぼ除去されます。

 「ほぼ」と書いたのは、同じカメラ・レンズで同じような時刻に撮ったものということです。レンズを変えたり、時刻が異なると、ゴミが移動することも考えられるからです。それでも、かなりの手間が省けるのではないでしょうか。 


 最後は、この機能は主にゴミ取りに使うのですが、画像にある小さな物を取り除く際にも使うことができます。「小さな」と書いたのは、大きなものだとどうしても違和感が隠せないからです。画面淵に入った草の一部、風景の中にある小さな家、電信柱、電線などのようなものだと、違和感なく取り除くことができます。 

3月弥生の霧

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 桜や梅便り、菜の花便りも本州から届いています。羨ましいです。
 北海道は、たまに日中の気温がプラス1℃ということもありますが、まだマイナス気温の日が多いです。幹線道路は雪も溶け舗装道路も見えてきていますが、裏道は雪氷と舗装の轍に雪解け水が溜まった凸凹道となっています。

 上記の写真の日は3月ですが、マイナス12〜15℃という朝のものです。さすがダイヤモンドダストは出ないだろうと美瑛近くまで行ったところ、パノラマロード方面に「霧」が発生していたので直行して撮影したものです。場所は三愛の丘展望台の手前です。

 このポプラは結構目立つのですが、すぐ下に倉庫などがあって構図が取りにくいものでしたが、ちょうど霧がそれらを隠していました。どう撮ろうかと気になっていたものを1つ解決できたような光景となりました。この日は久しぶりの快晴で、三愛の丘では3名が朝日の方角にカメラを向けて撮影していました。

  

RAW現像の手順 その13

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 <手順12 「スポット修正」でゴミを取り除く>

 カメラを長く使っているとカメラの中にゴミが入り、それがセンサー上に付着して、画像に現れるようになります。こうした時にそれを取り除くのが「スポット修正」です。

 画像のように、丸に矢印のある部分をクリックすると、左上のパネルになります。サイズは、大きさです。ぼかしは、周辺をきちっとするのか、ぼかしながら修正するかの大きさを決めます。風景で雲の中にゴミがある場合は、周辺部との違和感を無くするためには「ぼかし」は必要です。「不透明度」ですが、ゴミを取り除くということでは100にして、完全に除くようにしています。 

 スポット修正時のコツ 
 色彩のある画像ではよくわからない部分も、上画像の下にあるように「スポットを可視化」にチェックするとモノクロ画面に変わり、その度合いもスライダーを動かすことによって見えてきます。画像下はかなりのゴミ量で、カラー現像時には10個ほどしか確認できませんでしたが、こうすることによって見やすく補正しやすくなります。

 ゴミは、ドーナツ状の輪や一部欠けた輪として浮かび上がってきますので、そこを修正していきます。修正後は綺麗な円形となって修正箇所を表示します。

 「コピースタンプ」と「修復」の違いについてはよくわかりませんが、ほぼ「修復」で使用しています。こちらの方が周囲に馴染んでいる感じがします。  

RAW現像の手順 その12

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 <手順11 「レンズ補正」で収差や周辺光量落ちを整える>

「レンズ補正」に入ります。

 レンズ補正とは、収差などにより写真の歪みや、周辺の露光落ちを修正する機能です。カメラメーカーやレンズメーカーのデータを読み取って簡単に補正をかけることができます。

<収差について>

 光はレンズを通過する時に屈折して最終的にはセンサーに届いて像になります。理想的には、屈折する時に一定の角度で曲がって1点に集まれば、完全な像になりますが、実際ににはその点がずれてしまって、像が滲んだり歪んだりします。これを「レンズ収差」と言います。

 レンズの収差には、色収差(カラーフリンジ)やザイデルの5収差(球面収差・コマ収差・非点収差・像面湾曲・歪曲収差)などがありますが、このLightroomで行うのはそれらと共通するものもありますし、違うものもあるようです。
実際に使用するのは、周辺光量補正と色収差程度ですので、その範囲だけ説明します。

  実際の手順は簡単です。
 「プロファイル」「色収差」にチェックを入れると、自動的に補正してくれます。それでも・・という場合が、「手動」ということになります。

 色収差は、上掲の画像の例では分かりにくいかもしれませんが、枝上の白い雪の上下に出ている紫や緑の縁取りのようなものです。これがあることによって紫っぽい林になってしまいますので、色収差の補正は必須となります。これがチェックを入れることでほとんど皆無になります。それでもという場合が手動ということになります。

 周辺光量の補正は、プロファイルにチェックを入れてもあまり効かないこともあり、その下にあるスライドをプラス側に動かして、周辺の暗い部分を取り除くようにしています。

RAW現像の手順 その11

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 <手順10 「HSL/カラー/B&W」で各色のバランスをとる>

 LRの右側のパネルの中に「HSL/カラー/B&W」というのがあります。

「色温度」や「色かぶり補正」では画面全体にその効果が適用されてしまうため、一部の色に対してのみ調整を行いたい場合はHSLやカラーを使用するというわけです。「B&W」はモノクロで使います。


 ホワイトバランスで全体の色調を補正した後に,一部の色が上手く補正できないという場合に,HSLやカラーの補正ということになります。HSLもカラーも、


 ・色相(色味) ・彩度(鮮やかさ) ・輝度(明るさ) の3項目があります。

 補正できる色は8色となっています。色毎にそれぞれの色相、彩度、輝度を調整できますから、例えば木の緑や青空を補正したいというように一色に対する補正を行いたい場合は、HSL・カラーによって色調を補正することができます。

 「HSL」と「カラー」の違いは,パネル上の表示関係だけだと思います。前者だと,8色同時に色相,彩度,輝度毎に変更できます。後者だと,1色を指定して,その色の色相,彩度,輝度を変更するということになります。

 これも色毎とはいえ,例えば,画像にある空の青も,海の青も,青い服の色も同時に変えるので,本当に部分的にとなると,補正ブラシでの「ホワイトバランス(色相)」「露光量(輝度)」「彩度」の変更で対応していくしかないと思います。 
  
 

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